2023年12月14日木曜日

紙漉き3

6年:コウゾ(楮)の木から採った繊維はそのままでは水の中に均一に広がらず、すぐに沈んでしまいます。
6年:そこで、トロロアオイという植物の根を絞って得た「ねり」という液体を加えて均一化を図ります。
6年:これがとても温度の上昇に弱く、15℃でその役目を果たさなくなります。
6年:なので、厳冬期に外で作業を行っています。作業を終えて手を浸けているのはたらいに入ったお湯です。
6年:これがコウゾ(楮)の木です。かつて愛川町で広く栽培されていた「春日」という品種です。因みに春日台地区の名前の由来は戦前、中津飛行場になる前はこの地で「春日」が広く栽培されていたことによるものです。
6年:これがミツマタ(三椏)です。沈丁花の仲間なので、そっくりの花が咲きます。但し、「夏坊主」の異名があるように普通は夏を過ぎると葉が散ります。この時期まで葉があるのを初めて見ました。